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東京競売ウォッチ

2026年01月13日

第775回 2025年競売市場の総括

 昨年2025年は東京地裁本庁の競売開札対象物件は表1のとおり466件で前年比26物件(5.28%)減であった。これで2009年にリーマンショックで前年比50%超増加し2948件となったのを頂点に16年連続で前年比減が続いたことになる。ただし減少幅が昨年よりさらに小さくなり、売却率もやや低下しているなど少し変化は見られる。

 そして表2を見ると東京圏(1都3県)の競落物件数合計では前年比11%弱増加している。東京についても立川支部を加えた東京都全体では4.6%の増加である。その他3県も全て増加しており、特に埼玉県が29%弱の増加と突出して増えている。

 また表3は愛知県、大阪府、福岡県の大都市圏の競落物件数を纏めたものであるが、記載の通りその全てで増加している。

 これらを見ると2025年は広く競売物件数増加に転換したことが分かる。東京地裁本庁管轄だけが減少する特別な状況であった。都心部のマンションを中心とした突出した不動産価格高騰がその背景にある。

山田 純男(やまだ・すみお)

1957年生まれ。1980年慶應大学経済学部卒業。三井不動産販売およびリクルートコスモス(現コスモスイニシア)勤務後、 2000年ワイズ不動産投資顧問設立、及び国土交通省へ不動産投資顧問行登録(一般90号)。主に投資家サークル(ワイズサークル会員)を 中心に競売不動産や底地などの特殊物件を含む収益不動産への投資コンサルティングを行っている。 著書に「競売不動産の上手な入手法」(週刊住宅新聞社、共著)「サラリーマンが地主になって儲ける方法」(東洋経済新報社)がある。 不動産コンサルティング技能登録者、行政書士、土地家屋調査士有資格者。


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