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2024年01月09日

第419回 石川県能登を震源とするM7.6の地震 建物被害初動調査

日本災害学会が「石川県能登地震の概要」を初動調査

 日本災害学会が2024年1月3日、「石川県能登を震源とするM7.6の地震」に関する「建物被害初動調査」の結果を公表しました。この調査結果は、4点の「被害データ」、および実に200点を超える「建物の被害写真」で構成される「超力作」です。
 URL< http://saigai.aij.or.jp/saigai_info/20240101_noto/20240101_noto_murata_suda_report.pdf>

[■■] 建物被害初動調査

実施日 2024年1月3日
メンバー 村田晶氏(金沢大)、須田達氏(金沢工大)
調査ルート
<能登里山海道・柳田IC>-県道2号線- <七尾市・小丸山城址公園>-県道1号線-
<田鶴浜町> - 国道249-<穴水> -<宇出津> - <松波> - <宝立>-
<見附島> - <正院>
ルートの注意点
 柳田ICを降りてすぐに被害建物あり
 県道2号線、国道249ともに地盤変状、亀裂、道路被害が多数あり
 松波、宝立、正院は倒壊建物多数、被害状況が一変する印象

[■■] 地震動の概要

[■■] 調査ルート<能登里山海道・柳田IC>-県道2号線- <七尾市・小丸山城址公園>の区間

細野 透(ほその・とおる)

建築&住宅ジャ─ナリスト。建築専門誌『日経ア─キテクチュア』編集長などを経て、2006年からフリ─ランスで活動。

東京大学大学院博士課程(建築学専攻)修了、工学博士、一級建築士。

著書に、『建築批評講座』(共著、日経BP社)、『ありえない家』(日本経済新聞社)、『耐震偽装』(日本経済新聞社)、 『風水の真実』(日本経済新聞出版社)、『東京スカイツリーと東京タワー』(建築資料研究社)、 『巨大地震権威16人の警告』(共著、文春新書)、『謎深き庭 龍安寺石庭』(淡交社)など。


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