建築専門誌『日経アーキテクチュア』は、9月25日号で、建設会社と建築設計事務所の売上高ランキングを発表した。そのうち、集合住宅（分譲マンション、賃貸マンション等）に関しては、以下の結果になった。まず、建設会社から。

　「建設会社2011年度集合住宅売上高ランキング」

　1位　長谷工コーポレーション

　　　　2674億円　＋18.6%（前年比）

　2位　清水建設

　　　　870億円　＋1.2%

　3位　大林組

　　　　794億円　－13.3%

　4位　前田建設工業

　　　　609億円　＋67.2%

　5位　三井住友建設

　　　　590億円　－18.8%

　長谷工コーポレーションの「独走」を示すランキングになった。参考までに、2010年度のデータも掲載しておく。

　「建設会社2010年度集合住宅売上高ランキング」

　1位　長谷工コーポレーション

　　　　2255億円　＋10.2%（前年比）

　2位　竹中工務店

　　　　 1222億円　－28.8%

　3位　大林組

　　　　916億円　－7.0%

　4位　清水建設

　　　　859億円　－57.5%

　5位　三井住友建設

　　　　727億円　－7.6%

　次に、設計事務所を見る。

　「設計事務所2011年度集合住宅設計売上高ランキング」

　1位　IAO竹田設計　

　　　　19億円　＋9.7%（前年比）

　2位　日建ハウジングシステム

　　　　19億円　－2.4%

　3位　三菱地所設計

　　　　15億円　－34.1%

　4位　日本設計

　　　　14億円　－57.5%

　5位　アール・アイ・エー

　　　　11億円　－22.7%

　IAO竹田設計が1位に浮上したほかは、全体に低調であった。特に、三菱地所設計と日本設計の売上減が目立つ。また、建設会社で独走する、長谷工コーポレーションのような絶対的な存在はなく、毎年、順位が入れ替わっている。

　参考までに、2010年度のデータも掲載しておく。

　「設計事務所2010年度集合住宅設計売上高ランキング」

　1位　日本設計

　　　　32億円　＋165.8%（前年比）

　2位　三菱地所設計

　　　　23億円　＋14.1%

　3位　日建ハウジングシステム

　　　　19億円　＋14.7%

　4位　IAO竹田設計

　　　　17億円　－19.6%

　5位　アール・アイ・エー

　　　　14億円　＋0.3%